なかや一博 ブログ

日別アーカイブ: 2020年5月6日

清水寺貫主・森清範先生講演会中止

濃く淡く 若葉の奥も 若葉かな

毎年6月第一日曜日に京都清水寺・貫主森清範先生をお迎えしての市民文化講演会{主催・滑川音羽の会・会長中屋一博}は残念ながら、今回、6月7日開催は中止とさせて頂きました。

今更申し上げるまでもなく、新型コロナウイルス感染症は世界中をパニックに落とし入れました。わが国でも、4月7日7都道府県に5月6日まで緊急事態宣言が発出され、次いで4月16日同宣言が全国に拡大されました。
しかし、5月4日これも5月31日まで延長となり、各地の行楽地やサービス業、企業活動等々に甚大な影響が出ています。本来なら、多くの人で賑わう筈のゴールデンウィークも「ホームステイ」は「ステイホーム」と名を変え、街から賑わいが消え、工場は稼働を止め、まさにゴーストタウンの様相を呈しました。

本市においても、公共施設は休館。各種イベントは中止。学校も休校するなど市民生活にも影響が出ています。終息どころか、収束の目途さえ立っていません。
この様な状況では講演会の中止も止むを得ないと思います。連続24回も続き,楽しみにしておられた多くの方々には申し訳なかったのですが、当方としても断腸の思いの決断でした。

ところで、今回の件から我々は何を学び、なにを教訓とすべきか。
SARS、MARS、エボラ出血熱などは我が国では大きな問題にならなかった。強いて言えば新型インフルエンザの時くらい多少騒いだ程度であった。それ故、今回、経験したことのない国難だ、或いは第三次世界大戦との言葉も飛び交った。
しかし、人それぞれの人生でも、企業経営でも、予期せぬこと、想像もしなかった事が起こる事を私は再認識した。
「アビガン」によって「くすりの富山」の名声が上がったとは言え、一日も早く、収束から終息の来るのを願うばかりです。

令和2年5月6日

写真は昨年の講演会での清水寺貫主・森清範先生。
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