なかや一博 ブログ

日別アーカイブ: 2023年5月1日

「第11回{第72回}日本海開き」

「海」
 松原遠く消ゆるところ 白帆の影は浮ぶ 干網浜に高くして 
 鷗は低く波に飛ぶ 見よ 昼の海 見よ昼の海 
 {大正2年・文部省唱歌}

恒例の滑川高校海洋科による「日本海開き」が5月1日{月}午後13時10分より上市川河口滑川市高月海岸で行われた。
これは、かって水産高校時代の1951年{昭和26年}から始まり、海洋高校、そして現在の滑川高校へと引き継がれている伝統行事の一つです。再編統合から数えて今回は第11回ですが、通算第72回です。
県内では水産関係の高校は、以前単独校として滑川市の海洋高校と氷見市の有磯高校の2校がありましたが、再編統合の結果、海洋高校は滑川高校と有磯高校は氷見高校と統合し,旧校の精神を引き継ぐ形で各校に学科として存続し今日に至っています。

当日は、1ー3年生100名が参加しました。目的は「海洋高校の伝統を継承し、滑川高校の溌剌とした若さと旺盛な心意気で海に挑む海洋精神と粘り強い意気の高揚を図る」とあります。この様な目的ゆえ、あえて「富山湾開き」と言わず、志を高く持つようにとの思いで「日本海開き」となった様な気がします。
尚、この名称は第1回からだそうです。

この日は、やや風が強かったものの、海水温約15度、気温24度前後と各学年ごとに一斗缶にマキが焚かれる中、空一杯に広がる青空など、まずまずのお天気でした。ただ波が少し高かったが泳ぐ場所が突堤や消波ブロックに囲まれている為、以外に消波ブロックの沖より静かでした。ただ、泳ぐ場所が上市川河口傍のため真水が入り込み、消波ブロックの沖合より多少海水温は冷たかったと思う。

最初に、ピストルの合図で3年生が飛び込み、金田校長の太鼓が生徒を鼓舞し約30m沖合の消波ブロック手前の「浮き」まで泳ぐのである。3年生が岸に上がると大門県議の太鼓で2年生、柿澤市副市長の太鼓で1年生と繰り返し、最後に私が打ち鳴らし、全員による遊泳で終わりました。中には海に入らず波打ち際で戯れる生徒もいましたが、これも海洋科の生徒しか味合うことの出来ない思い出の一つと思います。

それにしても、元気溢れる姿から私も元気を貰いました。又、県内でこの様な行事があるのは本校だけであり、今後とも良き伝統行事として引き継がれてほしいものです。

写真は、太鼓を打ち鳴らす金田校長と私。

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