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「多様性を認め共生へ」「感動をありがとう」

TOKYO2020夏季五輪は7月23日開幕し、9月5日パラリンピックの閉幕をもって完結した。
新型コロナウイルスの影響で1年延期となり、賛否両論の中、緊急事態宣言下しかも、原則無観客での開催となった。しかし、パラリンピックでは世界中から161か国・地域、難民選手団の障害のある4403人の史上最多の選手が参加し、22競技、539種目で個性や能力を発揮し、多様性を尊重し合う「共生社会」の意義を発信した。

そして、日本勢は金メダル13個、銀メダル15個,銅メダル23個、計51個。前回リオの計24個の倍以上を獲得し、2004年アテネ五輪に次いで最多の数となった。
この中で、出場した県勢3人、車いすバスケットボール男子の宮島徹也さん、岩井孝義さん、ボッチヤ・チームの藤井友里子さんの全員がメダリストに名を連ねた。快挙である。
これによって、先のオリンピックでメダリストとなった柔道混合団体の向翔一朗さん、スケートボード女子ストリートの中山楓奈さんを含め、5名が県民栄誉賞の栄に浴することになった。

しかし、私はメダルの獲得数が多かったことも大事だが、問題は、標題に掲げたことが重要なのである。
大会が終った直後のある世論調査で、五輪を開催して「よかった」と回答した人の割合が62%に上り、コロナの感染拡大を不安視する意見が多かった開幕前の調査と一変した。との記事をあった。
そして、始まってみれば、多くの国民に「開催してよかった」という感情が芽生えた。
それは自然なことだ。国を代表した人たちが競い合うというのは、団結心を強く抱かせる機会になるし、日本の選手たちが奮闘する姿を見ることで、日本人であることを意識し、誇らしく思った人も多かったのではないか。
国歌が流れ、国旗日の丸が掲揚されると、胸に熱いものを感じるのは、私一人ではないと思う。
特に、開閉会式は、どこか和気あいあいとした雰囲気で私は良かったと思う。
むしろこれはパラリンピックの原点に近い姿だったのではないか。

いづれにしても、パラリンピックは終った。選手も関係者も、国民も、それぞれが競技を楽しみ、生きがいを見つけ、多くのメディアが取り上げ、大会に対する知名度が上がり、競技に関する知識も増えた。
そして、多くの選手の口から発せられた「たくさんの仲間に感謝したい」の言葉や「性別、年齢,障害の重さを問わず、多様な選手が活躍した姿から「障害があっても挑戦できる」という勇気を多くの人々に与えた。
人生で「努力。諦めない。夢。」の大切さを改めて、教えてもらった。

特に、印象に残った言葉を記す。
①IPCパーソンズ会長
閉会式で「皆さんは、自分が誰で、何者かを決められる唯一の存在だ。

②道下美里さん
マラソン女子で金メダルの彼女は、前回のリオでは、銀メダルだったことから、「今回は5年前の忘れ物を取りに行く」と話し「目に見えないことは何も出来ないことだと思った。
しかし、一人で出来ないことは二人で出来た。二人で出来ないことは三人で出来た。可能性は無限である。

③杉浦桂子{50歳}さん
自転車女子ロードレースとロードタイムトライアルの2冠に輝いた彼女は「最年少記録は2度と作れないが、最年長記録は作れる」

とに角、パラリンピックは終った。
しかし、東京大会の理念である「共生社会の実現」は簡単ではない。これからは、選手が競技を離れたところで行っている仕事や、福祉事業といった活動にも今まで以上に目を向ける必要があるし、障害は社会全体で克服すべき課題だという認識を国民ひとり一人が持つことであり、その意識の強弱にあると思う。
コロナ禍と猛暑の中で開かれた五輪とパラリンピックの成否を現時点で判断するのは早計で、時間をかけて検証すべきと思う。

「感動ありがとう」

写真は、9月5日の「閉会式」と「消えゆく聖火」

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