なかや一博 ブログ

日別アーカイブ: 2025年10月20日

第58回滑川市武道大会

落ち鮎の 佳き香り立つ 囲炉裏焼  高嶋学人

第58回滑川市武道大会弓道競技が、曇り空で少し肌寒い10月19日{日}滑川市総合体育センター弓道場「澄心館」で開催された。
従来8月末に開催されていましたが、今年は猛暑の関係で10月となりました。まさか猛暑が大会の日程まで影響を与えていることに改めて驚きました。

さて、当日は多少肌寒いお天気でしたが武道には「寒稽古」があるように、多少寒くても凛とした空気の中の方が、かえって身の引き締まる思いであり館名である「澄心」にも近づけるものと思います。

処で、第1回大会が昭和42年{1967}で、この当時20歳の私も参加しており、その大会を知る者は私ぐらいになってきたことに一抹の寂しさを感じるとともにわが身の老いも感じざるを得ません。大会は参加者増加等により今回は一般の部のみとなりました。ただ滑川市武道大会であることから、滑川高校の生徒だけは6名参加しました。
また、滑川市と姉妹都市である長野県小諸市の小諸弓道会より昨年に引き続き5名を含め108名の多数の参加がありました。

開会式で山岸市弓道会長{6段教士}は歓迎の言葉とともに、以前からこの大会にご挨拶をされる中、運営に欠くことのできなかった前市連会長・前県連副会長・高橋芳邦6段教士が去る8月ご逝去されたことに触れ、きっと今日は天国より見守っておられることだろうから、皆さんも元気な射を届けて欲しい。と激励と同時に偲びました。

また私からは、最近のスポーツ選手は先ずは楽しむことを第一に掲げる。時代も変わったものである。その点滑川大会は楽しむには最適な大会である。何故なら、県内の各種大会は直径36cmの的の的中数で順位を決める。しかし、本大会は直径36cmの的を中心から10点・7点・5点・3点と円を描き得点数で順位を決める。一人8本射る中で8本全部的中しても3点ばかりであれば24点である。

しかし、3本しか的中しなくとも全部10点であれば30点である。アーチュリーも射撃も得点制である。和弓のみ的中数である。こんな点から本大会が人気があり多数の弓友の参加があるのであろう。そんなことを話しました。
ただ的中数だと中り{あたり}外れの判定は簡単だが、得点制だと、例えば3点と5点の線上など判定に多少時間がかかる。それがトータルとなれば、かなりの時間を要するのが難点である。

いずれにしても、県内は氷見・小矢部・高岡。射水・富山・魚津・上市・立山などの各市町村から多数のご参加を得て盛会理に終了出来たのも、山岸会長を中心として全員の協力の賜物であろう。黄泉の世界できっと高橋芳邦さんも喜んでおられることと思います。

写真は、大会プログラム。山岸会長の矢渡し。小諸弓道会の皆さん。

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