なかや一博 ブログ

日別アーカイブ: 2026年2月25日

冬季オリンピック閉幕

多くの国民が未明のテレビ放送に目をこすりながら、声援を送り、感動・勇気・元気を与えてくれた、ミラノ・コルティナ冬季五輪2026は最高の笑顔で2月22日閉幕した。
特に、ベローナ市街にある古代ローマ時代の円形闘技場{アレーナ・ディ・ヴェローナ}の世界遺産で初めての開閉会式の舞台として行われ、日本は金5個・銀7個・銅12個・計24個のメダルを獲得。総数は前回北京大会の18個を大きく超えた。スノーボードで4個の金メダルを含む9個、フィギュアスケートで6個を量産した。

それにしても、昭和39年東京五輪女子バレーボールで鬼の大松監督のもと、厳しい練習に耐え回転レシーブを編み出し掴みとった金メダルの歓喜のシーンを思い出と、それに比べ昨今のスポーツ選手は「楽しかった」「声援が大きな力になった」「すべての人に感謝」などを聞くと、月日の流れを感じるが、感謝の気持ちがある限り日本は「まだまだ捨てたものではない」と思うし、スポーツの持つ力の大きさに改めて驚く。

フィギュアスケート・で「三浦瑠来・木原龍一」いわゆる「りくりゅう」ペアが前日のSPの5位から翌日のフリーで世界最高点をただきだし、圧巻の演技で金メダルに輝いた時、日本人の誰しもが胸を熱くしたと思う。もし前日のSPが1位で翌日のフリーも1位で金メダルを獲得していたら、また違った感激であったと思う。声援が大きければ大きいほどプレッシャーも大きい中で、シナリオのない劇的なドラマの結果が金メダルであった故、感動も大きかった。

かって女子レスリングの吉田沙保里さん,伊調馨さん、浜口京子さん等が富山で合宿の折、滑川のタラソピアに立ち寄った時、私が彼女等に、五輪では金メダルを取れ、それがだめでも銅メダルでもと激励したところ、同行していた当時の日本レスリング協会会長・福田富昭氏{滑川市出身}は、すかさずそれはだめだ。

「一流のアスリートはプレッシャーをはねのけて、初めて一流になれる。だから金メダルを取れ。と激励をしてくれ。」と言われたのを思い出す。「りくりゅう」ペアも前日のショック、様々なプレッシャーをはねのけての金メダル故、感泣にむせぶのも理解できるし、感慨もひとしおのものであったと思う。矢張り一流のアスリートである。
その陰で、あきらめない努力もあったことも忘れてはならないと思う。また、スノーボード、ボブスレー、ジャンプ、リュージュ、スピードスケート、モーグル等、冬季五輪競技は常に怪我がつきまとう。私のような小心者には、恐怖心が先走りして到底出来ないが、若者たちはサラッとやってのける。凄いことである。

そして日頃国歌・国旗に関心のない人々でも、表彰台で君が代が流れ、日の丸が掲揚されると、日本人なら矢張り胸を熱くするのは、私一人ではないと思う。2030年は仏国、2034年は米国と既に決定している。

しかし、地球温暖化で今後の冬季五輪開催地が問題になるだろう。兎に角、メダルに沸いた17日間は終わった。次回の夏季・冬季五輪が日本で開催される頃は私はいない。その頃の日本は、そして五輪の祭典はどんな様変わりをしているだろうか。
近代五輪の提唱者・クーベルタン男爵は「勝敗より、参加することに意義がある」この崇高な言葉も死語になりつつあり、一抹の寂しさも禁じ得ない。

写真は、閉会式とメダル獲得者 {何れも新聞記事より」

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