直角に 男が動く 風の盆
9月1日台風10号の影響が心配された八尾おわら風の盆は、初日1日は雨もなくまずまずのお天気で、7万人の人出で賑わったという。2日目の今日と最終日の3日何とか晴れてくれれば良いが、と、願わずにはおれない。
さて、2日午後1時半、パリ五輪にウエイトリフティング競技102㎏超級に出場した、村上英士郎選手が母校の滑川高校に帰国の挨拶に訪れました。校長室で応対したのは、金田校長、佐藤ウエイトリフティング部監督と同窓会長の私でした。
部屋に入るや、開口一番私達を含め応援して頂いた人々への感謝の言葉からでした。そして会場の雰囲気は国内大会と違い五輪独特なもので、他国の人からも力強い声援を受けたのも忘れられない。五輪に参加してとても良かった。次回のロサンゼルス大会にも是非出場したい。そのためにもより一層頑張る。と、力強い言葉でした。
私は、以前も述べましたが、「一流のアスリートはプレッシャーを跳ねのけて、初めて一流である」福田先輩の言葉を引用し、それに加え、私は楽しむのも大事だが「温室に大木無し」厳しい練習もあると思うが頑張れ、と激励しました。
また、水泳や体操競技は、一人で複数のメダルを取る機会があるが、ウエイトは1回しかない。ちょっと不公平と申したところ、彼も笑いながら、スナッチとジャークと種目別もあれば良いと思う。と述べていた。
いづれにしても彼のクラスでの五輪出場は日本人では3年ぶり、勿論富山県でウエイトリフティングでの五輪出場は初めての快挙である事を考えると、10位と言っても立派なものであると話したところ、彼は150㎏の巨体に似合わぬ童顔で「ありがとうございます」と謙虚な姿勢で応えていました。
また、彼は私が「全校生徒の前で話をされた内容は今でも覚えている」との発言には正直驚きました。「本当か」との問いに「はい」には,又、驚きました。多分お世辞だと思います。
最後に次回は生徒諸君に五輪の話やスポーツの魅力などを話していただくことを約束して別れました。冒頭の句は、誰の句かは知りませんが、好きな句の一つです。
写真は、校長室で金田校長、佐藤ウエイトリフティング部監督と共に。出場記念の皿。