なかや一博 ブログ

日別アーカイブ: 2023年8月11日

令和5年滑川高校同窓会総会

「越中おわら」の八尾で39℃。石川県小松で40℃。しかも県内では19日間連続猛暑日かつ今年に入り23日猛暑日と富山気象台観測史上最多を記録し、加えて熱中症警戒アラートが連日発令されるなど、正に「地球温暖化」から「地球沸騰化」を実感するような猛暑日の8月10日市内、西地区コミュニティーセンターで滑川高校同窓会{会長・中屋一博}総会・懇親会が午後6時から約60名の参加を得て盛会裏に開催されました。

当日は4年ぶりの飲食を伴う懇親会もあり、出席者はどことなく生気があるように思いました。

総会は毎年曜日に関係なく、8月10日と定められ、会員は
①戦前の水産高校
②滑川高等女学校
③滑川商業学校
④滑川薬学校
⑤水橋商業学校
⑥県立滑川中学校
⑦昭和23年以降の新制滑川高等学校
⑧定時制高校県立水産高校
⑨県立海洋高校

などの卒業生です。

これ程、多様で多くの学校が集まり現在の滑川高校になっています。
同窓生も3万7千人と県下最大規模を誇る同窓会として発展し、各界、各層に有意な人材を輩出し、各分野で活躍しておられることは、私たちの誇りとするものです。

その滑川高校が今年創立110年周年の記念すべき節目を迎えます。大正2年{1913}4月、町立滑川実科高等女学校として開校したのが歴史の第一歩ですが、大正2年と言えば、男女平等や男女共同参画などの意識が極めて低い時代に「女子にも中等教育の機会を」のスローガンのもと、町立で女学校を設立した先人の教育に寄せる熱き思いや、その後、やはり町立で創立する滑川商業学校の2校を相次いで県立に移管するのである。

その後、昭和10年町立薬学校を創立する。つまり戦前には、中新川郡滑川町という人口2万人にも満たない小さな町になんと、県立高校が女学校、商業学校、水産高校と3校もあり、加えて町立薬業校もあったのである。百年の大計は、教育である。つまり「人づくり」の言葉がある。
私たちの先人は、そんな思いで相次いで教育機関を立ち上げたのだろうと思うと、その情熱とエネルギーには頭が下がる。そんな話を私の挨拶でする中、なぜ戦後一時期といえ県立滑川中学校が存在したか。この事実さえも知る人が少なくなってきていることは、私とすれば残念なことであるとも申し上げました。

いづれにしても、年齢も考えも学んだ学科も違うものが、「同窓」の二文字で心が通じ合う。
不思議なことだが、それが同窓会だと思う。誰にも生まれ育った「ふるさと」があるように、青春のひと時を数々の想い出と共に過ごした「学び舎」、それが母校であります。何歳になっても、人それぞれの心の拠り所として、生きる続けているものと思います。

懇親会では、久しぶりの再会を喜び合う姿が見られました。また東京滑川会会長・土肥正明氏も同窓生の一人として、参加して頂きました。最後に、全員で校歌を合唱し母校の更なる発展を祈り,再会を約し散会となりました。

110周年記念事業をご案内いたします。{8月10日現在}
1記念式典 令和5年11月10日{金}13時30分{約1時間}
      場所 滑川高校 第一体育館
2記念公演 令和5年11月10日{金} 14時30分{約1時間30分}
      場所 滑川高校 第一体育館
      内容 音楽鑑賞 東京サロンシンフォニー キャラバン隊
記念祝賀会 令和5年11月10日{金} 18時{約1時間30分}
場所 パノラマレストラン 光彩 会費 8000円

参加は自由ですが人数等把握の為、希望者は学校事務局まで、事前に申し込み下さい。
滑川高校事務局、電話076ー475-0164まで。

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