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万葉集とその未来

5月4日、富山国際会議場で元号「令和」の考案者と言われている古志の文学館館長で万葉研究の第一人者である中西進先生の「万葉集とその未来」と題して特別講演会がありました。
最初に県より電話を頂いた時、留守にしていたので先生から県に電話をかけた。ひょっとしたら給料を上げてもらえるのかと思い喜んで電話をしたが講演依頼のお話で少しがっかりした。と、ユ―モアたっぷりの話しぶりに会場は笑いに包まれました。

当初、県からの要望は「万葉集と元号」であったが先生の考えで表記の演題にしたとのこと。そして、令和の「和」は聖徳太子が定めたとされる17条憲法第1条の「和を以て貴しとなす」に由来していることを説明されました。
「令」はご令嬢、ご令息、ご令室などを引用し「秩序を持った美しさが『令』。単なる平和ではなく一段と麗しき平和を重ねていくのが我々の宿命」と語られました。
翌日の新聞で知りましたが特別講演会には内外から1140人の応募があり、抽選で選ばれた630人と招待者を合わせた800人が参加したとのこと。さすが、時の人の講演会であり、とても良かったです。

また、帰途、県民会館で開催中の「日展」を鑑賞しました。隅から隅まで見ていると多少疲れましたが見応えのある大作ばかりでした。以前は芸術と言えば「秋」でしたが、県立水墨美術館や近代美術館をはじめとして県内各地に美術館があり、今では年中芸術に触れる機会があることはとても良いことだと思います。

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