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正倉院展

化粧塩 まぶすや 反りし 子持ち鮎 (高嶋学人の句)

東京国立博物館で10月14日から11月24日まで、前期、後期と2回に分けて、ご即位記念特別展「正倉院の世界」―皇室がまもり伝えた美―が開催されており、鑑賞してきました。
丁度、10月24日、25日に全日本弓道連盟理事会が開催され、それに合わせて鑑賞したのですが、私の楽しみの一つに、上京の際に博物館や美術館を鑑賞することです。時、同じく奈良でも恒例の正倉院展が10月26日から始まりました。
東京と奈良と同時開催は始めてだそうです。ただ、今回の東京では、明治維新後吹き荒れた廃仏毀釈の嵐の中で、宝物の散逸を恐れた法隆寺所蔵の秘宝が明治11年{1878}法隆寺から皇室に献納され、昭和22年{1947}国に移管された法隆寺献納宝物もともに展示してありました。

ご存知の通り、正倉院宝物は、聖武天皇愛用の品をはじめとした数々の品々が光明皇后によって東大寺に献納された文化財です。そして、日本を代表する文化財がこれ程の規模で同時に公開されたことは、過去に例外がないという。
これらは共に、皇室の保護のもと約1300年守り伝えられたかけがえのない、日本の美、悠久の美、天平の美であり、たっぷり鑑賞してきました。数年前、奈良での正倉院展で鑑賞したルリ色がとても素敵な瑠璃杯は展示してありませんでしたが、世界で唯一現存する聖武天皇愛用の「螺鈿紫檀五絃琵琶」にも再び鑑賞する機会にもなりました。
特に、今回この琵琶を正確に復元するため,金工・木漆工などの日本を代表する人々によって、実に8年の歳月を要し,精工に復元された同琵琶が展示され、復元作業風景や五絃琵琶の音色がビデオで流されていました。

また、以前、国立京都博物館で「正親町天皇宸翰消息」書簡{重文}を見ましたが、それは、正倉院に伝わる有名な香木「蘭奢待」を織田信長が強引に木片を切り取った有名な事件を時の正親町天皇{1517-1593}が苦々しい思いでしたためた書簡でした。
まさに、天下人が切望した香木「黄熟香」{蘭奢待}そのものが展示してありました。加えて信長以外に、足利将軍や明治10年大和に行幸した明治天皇も切り取った跡や「蘭奢待」の3文字に東大寺の3文字がある。蘭の中に東・奢の中に大・待の中に寺があることも解説してありました。先人の智慧に驚きます。

いずれにしても、飛鳥・奈良時代という約1300年も前にシルクロードを通し、実に国際色豊かな時代であったかを感じます。

尚、久し振りに24日、東京赤坂富山会館で厚生労働省の方々と懇親会を開催し、和気あいあいに楽しいひと時を過ごしました。

写真は、東京国立博物館前と厚生労働省の方々です。

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