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東京オリンピック

賛否両論渦巻く中、7月23日開幕した第32回夏季五輪東京大会は、8月8日17日間の熱戦の幕を閉を下した。史上初の1年延期とコロナ禍で、しかも緊急事態宣言の中、大半の会場が無観客での開催である。
まさに、異例ずくめゆえ、批判と混乱の中での開催である。しかも、開催直前までトラブルの連続であった。

盗作疑惑のエンブレム撤回。大会組織委員会の森会長発言。開閉会式の演出担当者の女性差別的プラン。音楽担当者のいじめ問題。ディレクターの「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」など、開幕直前まで不祥事が相次ぎ、加えて大会開催により新型コロナ感染者が更に拡大するのではないかとの不安。果して本当に開催出来るのか。そんな中で開幕した。

翌日のメディアは、盛り上がらない、単調な開会式と報じた。しかし、私から言わせるとこれが、もし逆であって、大いに盛り上がった開会式であったら、おそらくメディアはコロナ禍の中、お祭り騒ぎとは、と批判したと思う。
どちらに転んでもメディアはそんなもんである。私は、現下の情勢を考えると、開会式は日本らしく良かったと思う。
そして、世界から、200を超える国・地域から1万1千人の選手の参加を得て17日間の熱戦が始まった。どの新聞も一面は日本人の活躍を含め、五輪関係の内容であった。テレビニュースも最初の報道は五輪であった。コロナはその次である。

コロナが吹き飛んだとまでは言わないが、開幕前の批判の声は何処にいったのか、と思う位五輪一色である。
テレビにしても、朝から晩まで、どのチャンネルを回しても五輪番組である。県勢は8競技14人が出場した。開会式では、八村選手が旗手を務めた。これは、2004年アテネ五輪で日本選手団総監督、2008年北京五輪で日本選手団団長を務めた福田富昭氏{滑川市出身}以来の快挙である。そして、競技結果は、柔道混合団体で向選手が銀、スケートボート女子ストリートで中山選手が銅メダルに輝いた。

日本は、連日のメダルラッシュで金27、銀14、銅17、計58個のメダルを獲得した。金では、米国、中国に次いでの数である。
確かに追加種目の「純増」も日本が希望して入れた、野球、ソフトボール、空手、スケートボードでメダルを上積みしたことも大きかったと思うが率直にこの結果に拍手を贈りたい。今後この記録は中々破られないと思う。
また、リオ五輪でもそうであったが入賞した選手はインタビューで異口同音に、親へ、監督へ、コーチへ、関係者へ、そして声援を送った人々への感謝の言葉。「忘己利他」つまり他者への思いやり。これこそが日本人の特筆すべき点である。
参加した全員が、いや、全世界の人々がこの様な心を持てば戦争も起こらないと思うし、是非とも教育の場でこのようなことを教えてもらいたいものである。

とに角、開催まで紆余曲折はあったが、逆境を乗り越えた選手たちの雄姿は人々の心を揺さぶった。勝者の涙、敗者の涙、そこに繰り広げられた数々のシーンから、多くの感動と勇気をもらった。
特に、日本人が1位の表彰台での、国歌君が代の演奏、国旗日の丸の掲揚の時には、日頃国歌、国旗に無関心の人でも、胸が熱くなったと思う。これがスポーツの持つ力であろう。
また、大会終了後の世論調査では、五輪開催を「よかった」「どちらかといえばよかった」が61%、「すべきでなかった」「どちらかといえばすべきでなかつた」が38%である。

私は、無観客は残念であったが、やって良かったの一人である。
とに角夏季大会は終った。終った途端に新聞では「祭りの後、問題山積」赤字は誰が負担するか、などの活字が踊る。
しかし、夏季大会とパラリンピックは表裏一体のもので、評価、総括はパラリンピック終了後、行うべきものである。ましてや、赤字は誰が負担するかなどは、1年延期になったことでの経費やコロナ対策としての費用など、まだわからぬ中でこの見出しである。
いずれにしても、長野五輪の時のように、会計帳簿が破棄されることのないように、きっちりとした検証、総括は必要である。また、24日からパラリンピックが始まる。県勢は3人出場するがご健闘をお祈りしたいと思います。

そして、誰も経験したことがない環境の中での開催だが、夏季大会での教訓をパラリンピックに生かすべきであろう。
さて、五輪が終わるとともに、全国高校野球選手権、夏の甲子園大会が人数制限があるものの2年ぶりに開幕した。私は、高校野球と五輪はどこか共通点があるように思う。
勝者と敗者の涙.高校野球では、勝者の栄誉を讃え校歌が流れ、五輪では国歌の演奏と国旗の掲揚がある。何と言ってもアスリートのひたむきな姿勢から伝わる感動である。
それが、スポーツの持つ魅力であり不思議な力である。

いずれにしても、パラリンピック成功の為にも、新型コロナ対策にしても政府は、もっと明確な発信が必要であり、国民も緊急事態宣言が出されていても、都内では、繁華街や主要な駅の人の流れは大きく減っていない現状を良く認識し、危機感を共用すべきだと思う。

尚、滑川市博物館{滑川市開676。電話076-474-9200}で滑川スポーツ史なめりかわ・スポーツの輝き、と題し、滑川市民のオリンピック出場や滑川高校の甲子園出場記録・大相撲立浪部屋を作り、横綱・双葉山や羽黒山を育てた横道出身・緑島友之助の企画展が7月22日~9月5日まで開催されています。入場無料。

写真は、企画展のポスター
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