2年ぶりに中国を訪れました。今回の最大の目的は桂林(けいりん)-陽朔(ようさく)間、約60kmの漓江下りです。富山空港より上海まで約2時間40分。国内線に乗り継いで上海から桂林まで空路約2時間20分。やはり中国は広いですね。
秋になると町中にキンモクセイ(中国名で桂花)が咲き乱れることからその名が付いた桂林は名勝・奇景が多い中国でも有数の景勝地として知られています。特に掛け軸などに描かれている山水画の世界が眼前に広がっています。しかし6月は雨の多い時期であり、川が増水すると遊覧船はよく運休するとのことです。当日は前夜から少雨模様であり心配したものの予定通り出航しました。定員100人程度の遊覧船が5隻いずれも満席での出航ということでした。
私の隣はスペイン人のグループであり、他にも様々な国からの観光客が乗船しており、実に国際色豊かな船内でした。しかし、中国人の観光客はあまり見られませんでした。
漓江は好天の場合は清流ですが、雨が降ると中国独特の茶褐色の濁流になります。私が訪れた当日は小雨でした。しかし、霧雨の中に浮かぶ奇岩・奇景はまるで山水画のようで素晴らしかったです。いずれにしても4時間余りの漓江下りを充分に堪能しました。
最終日は上海のナイトクルーズで100万ドルの夜景を楽しみました。4泊5日、つかの間の休日でした。
我 奇 濁 山
亦 岩 流 水 漓
友 奇 岸 景 江
連 峰 洗 勝 下
欲 天 水 下
再 下 墨 漓
訪 望 鮮 江
(中屋一博の詩)