少にして学べば壮にして為す 壮にして学べば老いて衰えず
老いて学べば死して朽ちず 佐藤一斎
令和7年度・配置薬業販売従事者の研修がスタートした。
これを簡単に説明すると、目的は、平成21年3月31日付けで厚生省医薬品食品局総務課長通知に基づき、一定水準の講習、研修等を行い配置従事者としての資質の向上を図るものであり、研修の対象者は、原則として配置販売業に従事する者すべてである。
研修の実施方法や対象者と内容は次の通り。
①既存配置従事者ーー研修時間・30時間 実施回数・年3回
②登録販売者ーー研修時間・12時間 実施回数・年4回
③特別課程ーー登録販売者試験の受験者が対象で研修時間60時間 実施回数・年1回
④初任者研修ーー初めての配置従事者が対象で研修時間60時間 実施回数・年3回
⑤専門課程ーー配置販売に従事する者が対象で研修時間3時間 実施回数・年1回
これを、日進月歩の激しい薬学・医学等の最新情報を基に、10名の薬剤師がそれぞれの得意分野を担当し講師を務めるのである。他県でも研修は行われているが、研修内容も実施時間も回数も他を圧倒しています。
県内での配置従事者は年々減少しているものの、昭和38年には、富山県薬業講習所を開設し新規の従事者や既存の従事者の資質の向上図る機関として果たしてきた歴史があり、富山県の医薬品の総生産額が直近の数字では全国で10兆円余りの中で第4位の約6200億で,それ故、県自体が「くすりの富山」を標榜する所以であろう。
受講者の皆さんの真剣な眼差しを見ていると、人間やはり死ぬまで学ぶことの大切さを改めて感じました。
私は、配置従事者の理念・倫理等々90分ほど話しました。
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