なかや一博 ブログ

第77回滑川高校体育大会

こおろぎや あかつき近き 声の張り  内田百閒

「一致団結」をテーマに、滑川高校{校長・嶋谷克司}の体育大会が9月3日開催された。前日の2日秋田県を中心に線状降水帯が発生し大きな被害が出ていた。
天気予報では、3日は前線は東北地方より南下し富山県内でも線状降水帯が発生すると報じられていた。事実氷見方面ではかなりの雨量を観測した。滑川でも明け方からの時々強い雨音を聞いていると、中止かな。と、思っていたが学校より8時頃、当初の8時半開会を変更し、10時体育館で開会式、準備体操等行い、その後グランドで11時10分より競技に入る案内がありました。

私は本当に大丈夫だろうか。多少不安にかられましたが、開会式が終わりグランドに出た頃は、青空に入道雲が沸き上がり、水はけのよいグランドは,砂ぼこりも立たず、雨上がりの涼風がテントの中を通り抜ける好天気となりました。
聞けばスマホによる雨雲レーダー等の活用により開催を決定したとのこと。

さすがである。私には考えもつかないことである。
結果的に終了時間を多少延長されたが、予定した全19種目は実施出来なかった。しかしやむを得ないことと思う。

それにしても、実施か雨天順延か。トップが悩むところである。もし実施して雨でも降ってくるものなら、ボロくそが世の常である。トップの苦悩は理解できる。
結果責任を考えるなら、やはり楽は下である。石破首相は退陣か続投か。果たして結果は。

さて、グランドに入って最初に目に入るのが、約3m四方のマスコットと言われる各団の看板である。従来は白虎団は、白い虎、青龍団は青い龍、朱雀団は朱雀が描かれ、そこに白虎、青龍、朱雀とそれぞれ書かれていた。しかし今回は白虎団だけが白虎と書かれ、他の2団は書かれていなかった。

何故か。また最初に観戦した騎馬戦の順位発表でアナウンスされるのは、1位赤団、2位青団の云い方である.何故1位朱雀と云わないのだろうか。
各団の団旗にはハッキリと朱雀と書いてあるではないか。また、他の競技の順位発表も赤、白と同様である。これでは小学校の運動会と同じでないか。

私は以前、玄武、白虎、青龍、朱雀の四神獣の歴史的経緯をこのブログで書いた。また、校歌の歌詞に「車胤」が出てくる。無言で歴史の中の意味を教えている。私はこれが本校のよき伝統の一つと思っている。

「蟻の一穴」このようなことが積み重なり、やがてよき伝統も消えていくのかも知れない。
それでも8月末から一生懸命練習に取り組んできたその成果は各競技で十分発揮されていたと思うし、青春の息吹を充分感じさせてくれた。応援合戦も各団趣向を凝らし、見応えがあった。

最後に行われた「フォークダンス」はやはり私の高校時代に流行した舟木一夫の「高校三年生」の歌の歌詞の中に、「フォークダンスの手を取れば 甘く匂うよ黒髪が」を思い出す。
多少頬を赤らめ、はにかみながら手を取り合って踊る。これも青春の思い出の一ページであろう。

今回は2曲踊りましたが曲目は
①おジャ魔女どれみ②マイムマイムであった。

①は全く初耳であったが,②は曲名は判りませんでしたがメロディーを聞いた途端に理解しました。

②のマイムマイムは何と私の時代から60年以上も踊り継がれていることに驚きます。世の中が変わっても、変わらないもの、或は変えてはならないもの。世の中の変化と共に変わっていくもの、或は変わらねばならないもの。様々あるがマイムマイムも四神獣も変わらないものとして、後世に伝えてゆかねばならないと思う。

2曲が踊り終わった途端,各団から7-8名が一斉に前列に出て、アンコールの合唱、これに呼応し全生徒がアンコールの大合唱。校長、副校長がダンスの輪に引き込まれ再び「マイムマイム」が流れ踊り出した。全員実に楽しそうに踊っていたのが印象的だった。
あとで判ったことだが、私の時代のフォークダンスの曲目は①マイムマイム②オクラホマミクサーの2曲でした。

又、閉会式で生徒全員で校歌を合唱した時、各団から10人前後の生徒が前に出て、肩を組み合って合唱したのも好印象だった。願わくば、その後ろにいた全生徒も肩を組んで歌えばもっと良かったと思うが・・・・。

成績発表、表彰のあと、嶋谷校長が開会式の選手宣誓で「すべての人に感謝したい」との生徒の発言を捉え、その言葉の大切さを語り、体育大会にかけた生徒の労を讃えられました。

私も、生徒にはその言葉を胸に高校生活を送ってほしいと思います。又、熱中症等の生徒が一人も出なかったことも良かったです。最後に四神獣にこだわる訳ではないが、現在生徒数550名。3団から元の4団に戻したらどうか。1団140名でも十分団として成り立つと思う。
これらを関係者に伝えました。

いづれにしても、グランドに足を踏み入れた時から、熱気と若さと青春の躍動を感ぜづにはおれませんでした。青春のひと時を過ごした高校時代を懐かしみ元気を貰った体育大会でした。

写真は、プログラム。騎馬戦。応援合戦で一位の朱雀団。フォークダンス。講評する嶋谷校長。

DSCF7879

DSCF7836

DSCF7845

DSCF7866

DSCF7874



なかや一博 オフィシャルブログ

ブログ 最新の投稿(5件)

9月 2025
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
なかや一博 フェイスブック

リンク

トップへ戻る