6月4日(木) 韓国、仁川海洋科学高校の朴進洪校長外5名の教職員、生徒3年生53名が姉妹校の滑川高校を訪れ両校の友情を深めました。
午前は、学校で全校生徒715名が拍手で迎え、歓迎式典が行われました。
私は、午後の部から同窓会長として招かれ出席しました。午後は、西地区コミニユテイーセンターで昼食会、交流会、記念撮影などが行われました。
海洋高校が2001年度仁川海洋科学高校と姉妹校提携を結び、航海実習の機会を利用し訪問し合ってきました。これが、高校再編の流れの中で海洋高校と滑川高校が統合、再スタートしたのを機に、2011年8月26日滑川高校が再締結し今日に至り、2年に1度相互訪問が行われています。
それにしても、交流会での両校生徒代表の挨拶は、滑川高校生徒代表は韓国語で、仁川海洋科学高校代表の挨拶は日本語であったのには驚きました。
特に、感心したのは両校の代表の挨拶に共通していたのは、交流で互いの国の歴史や文化や伝統を知り、将来、国際人としてパートナーになれるよう、互いに心を開き友情を固めていこう、と話り合っていたことであります。
21世紀の半ば、あと35年後、私は間違いなくこの世にいないでしょう。しかし、彼らは、まだ50代です。そう考えると、これからの日本や日韓の新しい歴史を築いてゆくのは彼らであり、21世紀は正に彼らの時代であると改めて思いました。
その後、滑川漁港にある滑川高校の実習船「かずみの」などを見学。笑顔で声を掛け合い記念写真を撮るなどしながら別れを惜みました。
彼らは、片道約50時間かけ仁川港を1200トンの実習船で6月3日富山新港に到着。
以後、すべて、船中泊とのことでした。
翌日は黒部峡谷、6日は立山アルペンル-トを楽しむそうです。
いずれにしても、両校の生徒にとって学生時代の良き思い出になったことでしょう。
(挨拶する沢井滑川高校長)