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県立滑川高校同窓会総会

恒例の滑川高校同窓会総会、及び懇親会は開催日が毎年8月10日と決まっており、今年も、西地区コミニテーセンターで開催されました。当日は、今年から8月11日が[山の日]として、祝日となったことから、その影響が心配されましたが、約150名近くの多数の出席があり大いに盛り上がりました。
ご案内の通り本校は、大正2年{1913}町立滑川実科高等女学校としてスタートしたのが第一歩であります。

大正2年といえば、今日のように男女平等、男女共同参画などの意識が低い時代にあって滑川町で「女子にも中等教育を」との願いからとはいえ女子校の創立は画期的であったと思います。
以後、女学校は大正10年{1921}郡立に移管。同12年{1923}県立に移管。
次いで、同13年{1924}町立商業学校創立。昭和3年{1928}県立に移管。
同10年{1935}、町立薬業学校を創立。また、明治33年{1900}開設された県立水産講習所が昭和16年{1941}4月、県立水産学校と改称された。つまり、戦前には中新川郡滑川町という人口2万人にも満たない小さな町に、なんと県立高校が3校あり、これに町立と言えども薬業専門学校があったことは驚くべきことであります。まさに我々の先人たちの教育にかける情熱が伝わってくるような気がします。

このように、明治、大正、昭和の戦前、売薬以外に産業もない小さな町が、いかに教育に力を注ぎ、町立学校を県立に移管するために傾注した並々ならぬ尽力には頭が下がる思いです。この流れに加えて、水橋商業学校、或は一時的であったが県立滑川工業高校、県立滑川中学校等が戦後の教育改革により、昭和23年{1948}9月、高等学校統合によって新制富山県立滑川高等学校としてスタートした。しかし、同25年{1950}4月、水産高校が滑川高校より分離再設したが、その後平成22年{2010}高校再編により再び滑川高校と統合し今日に至りました。
これ程、多岐多様にわたる校歴を持つ高校は県下においては珍しのではないでしょうか。しかも、そのいずれの全身校を見ても特色を発揮していた学校ばかりであります。

そして、それらの特色をそのまま生かしながら総合高校として着実に発展してきた本校はいまや同窓生3万6千人を数え、県下随一の会員規模を誇っております。
日本レスリング協会会長、福田富昭氏やプロ野球ロッテ球団、石川渉投手など会員は国内外各分野において活躍されていることは本校の名誉であり私達の誇りでもあります。

誰にも生まれ育った故郷があるように、誰にも多感な青春時代を過ごした母校があります。学生時代の数々の思い出は決して消えるものでなく、時として母校の存在は心の拠り所としていつまでも生き続けるものと思います。
懇親会の最後に出席者全員で校歌を斉唱し母校の更なる発展を念じ再会を約し散会しました。
来年、8月10日一人でも多くのご参加をお待ちしています。

同窓会長 中屋一博

尚、関東滑川高等学校同窓会総会、交流懇親会が開催されます。
日、時 9月3日{土}
集合場所、日の出桟橋(新橋駅から、ゆりかもめで3ツ目の駅下車徒歩1分)
集合時間11時~11時30分。
会費1万円

シンフォニー・モルデナで東京湾をめぐる企画です。
出航・11時50分 下船14時 

連絡事務所・東京都大田区大森南3-19-8 森修方。

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