継ぎ目なき 天一枚 秋の空
11月1日、抜けるような空の青さと 爽やかな秋風が吹き抜ける好季節の中、{公・財}体力つくり・指導協会創立50周年記念式典及び祝賀会が、ホテルニューオータニで盛大に開催されました。
さて、意外とこの協会の活動内容が知られていないような気がします。私も、正直最初は温水プールだけの運営に携わる協会かと思っていました。しかし、今回式典に出席してそうではないことを再認識しました。実は、この協会は多彩な活動を展開している団体です。
協会は「国民の健康増進と体力づくりを支え」として
{一}公益目的事業として
①高齢者体力つくり支援士の審査、認定。
②健康・体力つくりに関する体力測定の実践と検証。
③健康・体力つくり活動拠点の提供と支援。
④健康・体力つくりの啓発・広報。
⑤健康・体力つくりの講習等の実施。
{二}収益事業等
①健康・体力つくりに関する物品の販売。
②その他前号に定める事業に関する事業。
など、健康・福祉と実に幅広い分野で事業を展開しておられます。
その中にあって本市の温水プールは子供から高齢者まで積極的に健康・体力つくりを支援する事業の一つです。
平成6年7月6日オープンした滑川温水プールは建設費4億4449万6千円余りのうち、約48%、2億1358万円余りを市からの建設費補助金とした。そして、運営管理費補助金年間1344万4千円としこれは25年間今日まで変わりません。利用料金は平成26年、大人420円と改定されましたが、この間、消費税は3%―5%―8%と引き上げられ、来年から10%という。
燃料の灯油も平成6年には1ℓ50円が今日では90円前後。賃金も含め諸経費も当然上がっているし協会の経営努力は相当なものと思う。そのような中で、市内で唯一の準市民プールとして、今年も、ジュニア・オリンピックCPで中二の男の子が全国9位に入りました。
まさに、子供から高齢者までの健康・体力つくりに大きな役割を果たしている施設と思います。
式典で、私と共に、祝辞を述べられた埼玉県鴻巣市長原口和久氏も市内数か所の公園の管理も含め市民の健康増進と体力つくりに協会と連携を図り各種の政策を推進していることを紹介されました。また、当日の出席者や表彰状及び感謝状を授与された方々の顔ぶれをみても、温水プールのみの運営ではないことが分かりました。
やはり、滑川温水プールは市内唯一のプールとして、健康寿命の重要性も叫ばれる今日、子供から高齢者までの健康増進と体力つくりに大きな役割を果たしている施設であることを再認識する機会でもありました。市が直営で運営管理したことを考えると、今後ともこの施設を維持、発展させていく為にはこれからも利用率のアップを含め行政、市民、協会がより連携をしなければならないと思いました。
写真は、祝辞を述べる私と、左、原口鴻巣市長と右、小室協会理事長