手のつかぬ 月日ゆたかや 初暦 古屋信子
平成30年・2018年は既に地平線下に沈み、平成31年・2019年の幕が上がりました。取り分け、今年の新年は平成と言う時代を締めくくる年が明け、やがて、4か月後に訪れる新しい元号の下で、新しい時代の息吹を感じる新年に感慨深いものを禁じ得ません。
さて、本年は、己、亥、八白土星、の年です。この、「己」は「土の弟」{つちのと}は土の性質を象し「己」は「紀なり」で、糸のはじめを求め定めて、順序よく仕事をする意です。
「亥」は、木をつけると「核」になり、物事の「種」となります。
ただ「己」と「亥」は、本来相性が悪いので、波乱の素になりかねません。
八白土星は「革新の星」と呼ばれ、大地が鳴動する時とも言われています。米、中。米、朝。米、韓。米,ロ。の関係は日本にも同様のことが言えます。加えて、英国のEU離脱後のヨーロッパや中東の動きなど目が離せません。国内では、4月の統一地方選と5月の新天皇即位。6月G20大阪開催。7月参議院議員選挙。10月消費税10%導入など重要事案が山積しています。当たるも八卦当たらぬも八卦といえども、2019年はどんな年になるだろうか?
そんな中、我が家では今年の初詣は、真言密教・大本山・大岩山日石寺に1月1日午前11時不動明王御尊前護摩祈祷に行き、家内安全、商売繫盛を祈願してきました。
大岩山、日石寺の由来はパンフレットによれば
日石寺の山号における大岩は古来立山や剱岳における山岳宗教の行場として興り、行者の本尊として不動明王が岩盤に彫られたことにより、平安期には密教や修験の道場として伽藍を形成していき、室町後期までに真言寺院として六十の坊社を有した。
天正年間に上杉謙信の兵火に遭い山内は全焼したが、慶長年間に加賀前田家の庇護を受け再興し祈願所と定められ、北陸・信越・中部地方の一大不動霊場として隆盛を極めた。
昭和42年に再び火災で江戸期における建物や資料の大半を消失したが、昭和43年に檀信徒の寄進等によって不動堂が建立され、現在にいたっている。(パンフレットより)
{注}幸いにも、磨崖仏は難を免れた。
不動明王磨崖仏について
磨崖仏における国内最高傑作とされ、凝灰岩の巨岩に神亀2年{725年}に高僧行基により一夜にして彫られたとされる。不動明王は剱岳の本地仏・行者の守護本尊として、半肉彫りで彫りだされ、下方より仰ぎ見るように技法が駆使されており、見るものに包容と迫力を与える威容を示している。平安末期の追刻として、右方中央に阿弥陀如来坐像、左方中央に行基菩薩と伝わる僧形坐像は立山開山の慈興又は慈朝との説もある。
天正の兵火により制陀迦童子と僧形坐像は破損を受けているが、地震や風化等の影響は少なく、昭和5年に国指定史跡、昭和49年に国指定重要文化財の二重指定を受けている。(パンフレットより)
この他にも「六本滝」を始めとして沢山の見どころがあります。
いずれにしても、今年はすべての人に幸多き年でありますように・・・・・・
元旦や、必ずくるぞ、大晦日