7月7日、1度行ってみたいと思っていた世界遺産、京都・御室仁和寺を訪ねました。
今回は、国宝・金堂、重文・観音堂、重文・経蔵が特別公開されていました。ご存知の通り仁和寺は初の門跡寺院{皇族や公家が出家して寺主となる寺}で幕末まで続き、以降、真言宗御室派総本山となりました。
第59代宇多天皇の仁和4年{888}に完成。後に寺号も元号から仁和寺となったという。
応仁の乱でほとんどが焼失。その際に、院家であった真光院が、本尊の阿弥陀三尊像をはじめ、経典や書物などを保護。
正保3年{1646}に伽藍の再建が完了するまで、本坊としての役割を担ったといわれています。
特に、国宝・金堂は慶長年間造営の御所の紫宸殿を移築したもので、現存最古の紫宸殿の遺構で、桃山時代の宮殿建築を伝える貴重な建物です。現在の御所紫宸殿は確か、幕末安政2年頃の建物です。
また、重文・観音堂は延長6年{928}頃に造営され、江戸時代初期{1640}頃再建された。
この建物は、重要な儀式が行われる修行の場で、通常は非公開です。約6年にわたる半解体修理がこのほど完了したことから、初公開されたものです。この他にも,御殿や五重塔や桜の季節には、樹高の低い「御室桜」がつくる風景は、江戸時代後期に刊行された京都のガイドブック「都名所図会」でも紹介され、都の庶民からも親しまれて来たという。
いづれにしても、見所満載充実した半日でした。
写真は、国宝・金堂前と重文・五重塔前にて