なかや一博 ブログ

月別アーカイブ: 2020年7月

滑川高校同窓会総会開催中止

7月14日{火}滑川高校同窓会{会長・中屋一博}役員会を開催し協議の結果8月10日予定の総会は中止と決定しました。役員会は創立100周年記念事業の一つとして学校敷地内で建設された歴史資料館で常任幹事会、引き続き隣接のセミナーハウスで幹事会が開催されました。

議題は令和元年度会務会計報告、令和2年度予算案・事業計画案等がいづれも承認されました。ご存知の通り新型コロナウイルス感染症は日本中に大きな影響を与えています。
教育現場においても同じであり、柳原校長は挨拶の中で、4月8日入学式のあと9日登校日、以後何回かの登校日をはさみ5月末まで休校。6月から授業を始め、1学期の終業式は7月31日を予定。夏休みは8月1日から8月16日まで、その後課題テスト等を行い8月24日2学期の始業式。夏休みを短縮し授業の遅れを取り戻し、共通テストを受けれるまで回復するとのことでした。

ただ、悲しいのは生徒にとって、学校の3大行事である文化祭・修学旅行・運動会が全て中止になったこと。運動部は県大会・ブロック大会・国体等々の目標を失ったこと。文化部は日頃の練習の成果を披露する機会を失ったこと。
これ等のことが残念でならないとのことでした。

その為、生徒会を中心に学校と連携を図り、何か想い出に残る事を計画しているとのことでした。
特に、3年生にとっては高校生活最後の年の半分がこの様になろうとは。胸が痛む思いです。どうかこの逆境に負けず残り半年の間に心に残る楽しい思い出を沢山出来る様に願うばかりです。

この様な学校の現状や相次ぐイベント中止の社会情勢を考えると、同窓会総会は中止せざるを得ないと思います。尚、中止の案内は、3万3千人の会員に周知を図ることは無理ですが、
①昨年までポスターで開催案内を掲示した市内の施設等や役員宅に中止のポスターを貼り出す。
②学校のホームページで知らせる。
こととしました。

同窓会としても、年に一度の親睦の機会を失うことは大変残念なことですが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。また、今年度は役員改選の年ですが総会が開けない状態の為、全役員の任期を来年の総会まで1年延長することになりました。7月14日開催の資料を希望される方は下記までご連絡下さい。

〒936-8507富山県滑川市加島町45番地
富山県立滑川高等学校同窓会事務局・☎076-475-0164

2020-7-16



資質向上研修会

令和2年度配置販売従事者の資質向上研修会が、5月6月と中止になっていましたが、7月13日富山県薬業連合会6階大ホールに於いて久しぶりに開催されました。

研修会の内容は
①既存配置従事者、研修時間、30時間 4-5日間 最終日テスト有り 年8回
②登録販売者 研修時間 12時間 2日間 最終日 テスト有り 年5回
③普通課程 {新規従事者対象} 研修時間 60時間 10日間 最終日テスト有り 年3回
④専門課程 研修時間 3時間 半日 年1回
⑤特別課程 {登録販売者受験者対象} 研修時間 60時間 
10日間 年1回

①と②は義務化されていますが他は任意です。①と②は既に配置に従事者し豊富な商売経験のある方ですが、日進月歩の激しい薬学、医学、あるいは薬事法などの最新の知識や情報などを取得する為の研修です。これは、医薬品を取り扱う者として、消費者に対し健康に関する知識や服薬指導、各種の情報を提供し、ヘルスコンサルサントとしての役割を果たす為、必要不可欠な研修として全業者が自分の日程に合わせ受講しています。

私は、①②③の中で、配置販売業の倫理、理念を担当しています。
7月13日当日は、やはり新型コロナウイルス感染症や甚大な被害を出した7月豪雨も話題にしました。出席者の中には熊本県人吉市を回商しておられる方もあり胸の詰まる思いでした。

新型コロナウイルス問題では、商売がやりづらいとする方もある反面、病院や薬局で人と接触する機会を避け、軽い病気は家の置き薬で治そうとする人が増えており、若い人も配置薬に興味を持ち始めたし、新規開拓もしやすくなったとし、得意先にも新商品を勧めやすくなった。との意見や、「巣ごもり」をする客から「常備薬のお陰で外に出ずに風邪を治すことができて助かった」と喜ばれたことで配置薬の利便性が見直されたし、4月以降の売上も昨年同期を超えた業者もいるなど、正にピンチをチャンスに変えるよう激励しました。

次に、去る5月27日、全国放送されたNHKテレビ歴史ヒストリア「富山の薬売り、知恵とまごころの商売道」の放送を見た横浜在住の52歳の公務員の方が実名で6月20日付け北日本新聞朝刊、声の交差点欄に下の文を投稿されました。

「富山の薬売りに学ぶ」

5月27日、NHKの歴史秘話ヒストリアで「富山の薬売り 知恵とまごころの商売道」を見ました。子供の時、祖母の家で聞いた置き薬のおじさんとの会話を覚えています。
祖母は「薬をそろえるとお金がかかるが、富山の薬売りは、薬を預けて使った分だけ後でお金を払えばよいので本当に助かる」と言っていました。
番組を見て、反魂丹を広めた前田正甫公の先見性に頭が下がりました。立山の修験者のお札から置き薬を考案し、出入り禁止の藩でも商売を続けるしたたかさなど、困難を知恵で乗り越え、発展させる力強さに感動しました。

今、コロナの自粛で商売に苦労する人が多い中、ピンチの時こそ、知恵でチャンスにすることを富山の薬売りから学びました。インフル治療薬アビガンも当時の「富山化学工業」が開発したことは有名です。富山の薬が世界の人たちの命を救えるとしたら、
きっと正甫公も喜んでいるのではないでしょうか。

この文を読み、業に携わる者にとって力強いメッセージであることを紹介し出席者を鼓舞しました。これと同様、以前北日本新聞俳句欄に投稿された句を思い出しました。

「頑なに 富山売薬 春の風邪」

最後に厚生労働省の動きとして、昨年8月「同じような効果の市販薬で、代替できる軽症者向けの湿布やビタミン剤、皮膚保湿剤などのうちの一部を公的医療保険の対象外としたり、自己負担を増やしたりする方向で検討に入ったことや、病院を受診すれば1-3割の自己負担で済み、市販薬を買うより安くなることが多いが病院で処方箋を貰って薬を入手する時、自己負担は1-3割で残りは税金や保険料から賄われる。市販薬より安く手に入りやすいため、安易な受診を招くともされる。

また給付と負担の見直しでは、75歳以上の人の医療費窓口負担について現在の1割から2割に引き上げることや病院を受診した際に1-3割の窓口負担に一定額を上乗せする「ワンコイン負担」制度導入の検討も主な論点になることなどを話しました。現在、国においては、新型コロナウイルス感染症対策費や7月に入っての九州を始め各地で発生した集中豪雨を激甚災害に指定しての国費の支出は膨大な額である。国の財政の現状を見ても厚労省の考えは是非とも推進すべきと私は思う。

セルフメディケーション、自己治療が叫ばれて久しい。今こそ配置業の出番と思うことを話し持ち時間を終えました。

写真は、1メートル以上の間隔をとっての研修会。

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上 京

7月2日{公益財団法人}全日本弓道連盟令和2年度第1回理事会出席で、久し振りに日帰りで上京しました。最後に開催された理事会は2月13日で、次回の2月28日の開催が昨今の実情から中止となり今日に至りました。
出発前日の7月1日、東京都での新型コロナウイルス新規感染者が67名と発表され多少心配しつつ2日早朝出発しました。しかし、上京中の2日は都内での新規感染者は107名、しかも、2日富山県内でも5月18日以来45日ぶりに感染者が出ました。
また、3日都内では、124名の発生を聞くと、やはり、県外移動はもう暫くは慎重にならざるを得ないと思いました。

さて、理事会は午後2時から新国立競技場の近くで。明治神宮野球場の向かいにある公益財団法人日本スポーツ協会ビルです。このビルに全弓連事務局を始め日本体育協会に加入している各種スポーツ団体の事務局などが入居しています。
当日の理事会は出席理事14名中12名,監事は私を含め2名、オンラインでの参加が理事2名、監事1名。岡山や鳥取からの出席理事もおられました。

平時でも1-2名の欠席者がいることを考えると
①コロナウイルスは収束しつつあると思ったのか。
②職責と思ったのか。
いづれにしても提出された議題は賛成全員で可決されました。

また、オンラインでの会議は私自身初めてであり、コロナ後の新しい生活様式の一部を体験できた良い機会でした。当日、午前中、昨年9月開館した大田区立「勝海舟記念館」を訪ねました。
勝海舟は今更申し上げるまでもなく、幕末から明治にかけての激動の時代を駆け抜けた人物で、革新的な考えを持った幕臣と言われています。

パンフレットによれば
「明治後期,海舟は洗足池の畔に別荘「洗足軒」を構え、自身の埋葬の地と定めました。江戸無血開城直前、海舟は洗足池の畔を経由して池上本門寺の新政府軍との会談に臨んだ。
その時の記憶が海舟を洗足池に強く惹きつけたという。現在も海舟は洗足池の畔に静かに眠っています。」

写真は、勝海舟記念館前。勝海舟と妻、民子のお墓。海舟は明治32年{1899年}1月19日赤坂の氷川邸で死去。妻民子は明治38年死去。五輪の墓石の形式は海舟が生前図案化して指示したものといわれ「海舟」の文字だけを水輪に刻まれいる。

詩碑は西郷隆盛を悼み、3回忌にあたる明治12年{1879年}海舟が自費で建立した石碑で、正面に西郷が沖永良部島の獄中で作った七言律詩で、天皇に対する忠誠心が詠まれているという。
元、葛飾区浄光寺にあったが大正2年に現在地に移設された。勝海舟は77歳で死去したが、人生の約半分は封建社会の江戸時代。後半生は近代国家と発展し、日清戦争の勝利もこの目で見たまさに、激動の時代を生き抜いた人生であったと思う。
幸いにも、海舟は明治に入り氷川の自宅で多くを語っている。それが今日「氷川清話」など数多くの書物を通して知ることができることはありがたいことです。

記念館は大田区洗束2丁目21、大田区立「勝海舟記念館」☎03-6425-7608
休館日・月曜日、入館料・大人300円
山手線五反田駅乗り換え・東急池上線「洗足池」下車徒歩6分

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