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米寿と誕生日

世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし  在原業平

清少納言は「春はあけぼの」と書いた。夜明けの空を赤々と染め上げるように、春は冬の名残りを追い払ってしまう。
4月7日現在、東北以北を除き日本列島の殆どの地域で桜の開花宣言や満開宣言がでている。春は「曙」「朧」「霞」など4月の言葉は、日本的美意識で迫り私は好きだ。

さて、今年のホタルイカ漁は、3月の県内の漁獲量は{暫定値}1152トンと過去10年で最少だった昨年3月{70トン}約16倍である。滑川漁港では、昨年は、17トン、今年は106トン約6倍である。これによって、消費者は「安くて歓迎」片や漁業者は「値崩れ心配」立場の違いが、意見の違い。なかなか難しい。

そんな中4月5日、日頃から公私にわたりお世話になり、かつ尊敬する中尾哲雄富山・魚津両市の名誉市民の米寿と藤井裕久富山市長の誕生日を祝うささやかな懇親会を開催した。まず最初に森雅志前富山市長がお祝いの言葉を述べ、次いで中尾氏が、3月北日本新聞に16回にわたり連載された、「人生のあとさき」にも触れながら傾聴に値するお話であった。

特に印象に残ったのは
「私は砂時計が好きである。1分、3分、5分、30分など様々な砂時計を持っている。1時間の講演では30分の砂時計を持っていく。砂の落ちるのを見ていると「時」とは過ぎ去っていくものではなく、蓄積されていくものだと思う。残り少ない時を寂しく悲しむものでなく、素晴らしい時が体に蓄積されているということを嬉しく思うのだ。」

この言葉には感動した。逆転の発想というのか、時とは過ぎ去るものと思い込んでいた私には新鮮な驚きであった。中尾氏の88年の人生は、僅か16回の連載やわが家での2時間30分で語り尽せるものでない。是非とも出版し、後輩の為の人生の参考書にすべきと申し上げた。己の善を語らない人だから、返答は無かったがニコニコ笑って肩透かしを食ったが、私の感触ではありそうな気がした。

当日は、藤井富山市長の誕生日でもあり、彼の真面目な性格通り、今後の富山市政の発展に尽力するむね力強さと、ユーモアを交えた挨拶でした。
次いで、昨年秋、叙勲の栄に浴された、元・県議会議長稗苗清吉氏、今度富山市新副市長に就任された西田政司氏からご挨拶を頂き、米原蕃県議会議員の乾杯で懇談に入った。

尚、日頃から親交がある民謡歌手・長岡すみ子さんに祝い唄を中心に数曲歌って頂きました。実は藤井市長の奥さんが、長岡すみ子民謡教室におられることから、誕生祝いに長岡さんから藤井市長に、また中尾氏には同じ仕事関係にある向山さんから、それぞれ花束が贈呈されました。

2時間余りのあと、水野滑川市長の閉会の言葉で中締めをし、その後、散会となりました。それにしても、88歳、米寿の中尾氏の元気には驚きます。未だに県外での講演依頼で出張されたり、数々の要職を務める傍ら、ゴルフも結構おやりになるという。
「また呼んでくれ―」の言葉に、勿論と応じお帰りになった。

写真は、4月7日現在富山市松川辺りは満開に近いが、我が家の小さな裏庭の枝垂れ桜と染井吉野はまだまだです。

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