7月12日、滑川市総合体育センターで実施中の強化合宿に表敬訪問激励した。
私は直接重量挙げとは関係ありませんが、参加している男女12選手の中にパリ5輪代表の村上英士朗君や全日本選手権で3度優勝した中島友菜さんが何れも滑川高校の出身者が参加していたからである。
県内での重量挙げの代表合宿は初めてである。同センターでは2026年度に小・中学生の全国大会が開催される。
市は24年度、バーベルを下ろす衝撃に耐えられるように、アリーナを全面改装し、県ウエイトリフティング協会が誘致したところ日本代表の合宿が実現した。アリーナ内に練習プラットフォームが10基設けられ、選手が10月の世界選手権や28年のロスアンゼルス5輪を見据え練習に励んでいた。それにしても、10基のプラットフォームは圧巻である。
村上選手とは昨年以来の再会であったが調子はよさそうであった。やはり地元での合宿になると気合が入る。と話していました。
三宅敏博監督の話では、選手たちは、フォームや重さをを確認しながら、パワーやスピードの強化に取り組んでいて秋の世界選手権が楽しみとのことであった。三宅監督は、全日本選手権通算5度優勝。08ー12年まで日本女子代表監督など務めた。
妹は滑川でも講演した三宅宏美さんである。彼女は2012年・ロンドン5輪で銀、2016年・リオデジャネイロで銅メダルを取り、5大会連続出場した。また、父の義行氏はメキシコで銅、世界選手権で2度優勝。叔父の三宅義信氏もローマで銀、メキシコで金に輝くなど、まさに重量挙げ一家の指導者である。
このように一流の指導者の元での指導風景を見る機会が余りないので実に新鮮に感じた。現在滑川高校重量挙げ部には、野球部より多い男女30名近い部員がいる。やはり強い部には自然と部員が集まるのかもしれない。
また会場で、久しぶりに知人の山岸さんに会った。彼の話では、滑川高校重量挙げ部の初代主将であった。と言う。初耳であった。そして、滑川高校の部の監督であり教諭の佐藤先生、三宅監督と暫し話す機会があり有意義であった。
参加選手の健闘を祈り会場を後にした。
写真は、練習風景。差し入れたドリンクを持つ村上選手、右端が三宅監督。