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霊山歴史館を訪ねて

7月10日。訪ねた霊山歴史館は、別称、幕末維新ミュージアムといわれ昭和45年に開館したわが国初の幕末維新の総合博物館です。隣接地には、わが国最初の護国神社である霊前護国神社があり、その敷地内には、坂本竜馬や中岡慎太郎或いは木戸孝允など多くの志士達の墓碑があります。

さて、今回の企画展は「幕末維新の群像」がテーマで見どころは新撰組副長、土方歳三愛用の刀と京都見回り組、今井信朗の脇差しが特別展示してありました。
また、常設展示として、いまだに暗殺の下手人をめぐり様々な説がある坂本竜馬暗殺に使用されたといわれる脇差しも展示してあります。この脇差しは京都見回り組、桂、早之助「鳥羽、伏見の戦いで戦死」所有のもので霊前歴史館では竜馬暗殺は桂早之助と断定していると思われます。。

それにしても、竜馬と中岡慎太郎が暗殺された「近江屋」を始めとして「池田屋」「伏見、寺田屋」など、幕末、京を舞台に血で血を洗う殺戮を繰り返した彼らは、ある意味歴史の荒波に翻弄された人々だったのだろうと思います。また、志士と呼ばれた人たちの年齢をみると実に若い。

明治元年{1868}で勝海舟46歳、岩倉具視44歳、西郷隆盛42歳、松平春嶽41歳、大久保利通39歳、木戸孝允36歳、松平容保34歳、井上馨33歳、徳川慶喜32歳、板垣退助32歳、後藤象二郎31歳、山県有朋31歳、伊藤博文28歳、陸奥宗光25歳、西園寺公望20歳、志半ばで亡くなった坂本竜馬33歳、中岡慎太郎30歳、吉田松陰30歳、高杉晋作29歳、橋本左内26歳、久坂玄端25歳、(注、満年齢と数え年齢でズレ有り)

殆ど20代、30代です。いつの時代でも純粋な青年たちの英知と勇気と情熱によって新しい世が切り拓かれたのであろう。司馬遼太郎記念館に引き続き訪れた施設であった故、歴史について考える良い機会でした。

参考まで 霊山歴史館は、京都市東山区清閑寺霊山町1.TEL-075-531-3773
次いで、京都国立博物館で開催中の、徳川将軍家と京都の寺社―知恩院を中心にーを見学し充実した一日でした。

DSCF2831
<幕末維新の群像>

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<徳川将軍家と京都の寺社知恩院を中心に>



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