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秋田から東京へ(坂本竜馬展~茶の湯展)

5月25日{木}秋田発9時12分こまち14号上野着12時58分。ここで東京国立博物館平成館で開催されている『茶の湯』展を見学しました。

実は、お茶に関して私は全くの素人ですが、昨年テレビの鑑定番組で注目を集めた「曜変天目茶碗」の国宝が展示されていることから興味をもったものです。この曜変天目茶椀は茶碗の中に宇宙が広がるような神秘的な姿が古くより人々を魅了してきました。そして、この茶碗が完全な形で現存するのは、世界に3点とされ、いずれも日本に伝わっており国宝に指定されています。

この内、今回の特別展に「曜変天目」稲葉天目、中国、建窯,南宋時代12-13世紀(東京・静嘉堂文庫美術館所蔵)と、油滴天目・中国・建窯・南宋時代・12-13世紀(大阪市立東洋陶磁美術館所蔵)の国宝2点を始め、重要文化財や重要美術品に指定された天目茶碗など数多く出品されていました。
特に、今回は室町時代の足利将軍家のコレクション「東山御物」に始まり村田珠光によって生まれ、千利休が大成させたと言われる「わび茶」の美術。江戸時代、古典の復興に大きな役割を果たした茶人の小堀遠州や松江藩主、松平不昧にまつわる道具など、それぞれの時代を象徴する名品がずらりと展示されていました。
また、明治初期・廃仏毀釈の嵐の中、京都、清水寺から流失した「清水寺縁起・巻上」絵・土佐光信筆・室町時代・{1517}重要文化財指定・東京国立博物館所蔵}も展示してあり本物の迫力に圧倒されました。
いずれも、素人の私ではありましたが、見応えのある「茶の湯」特別展でした。

CIMG3651

ついで、江戸東京博物館で開催中の竜馬没後150年特別展を見学しました。
いまさら坂本竜馬に関して説明する必要もないが、今回の目玉は竜馬暗殺の部屋の床の間に掛けられていた重要文化財・血染めの掛け軸・梅椿図・国立京都博物館所蔵や竜馬が暗殺された際に携えていた愛刀「吉行」などが展示してあり、暗殺当時の生々しい状況を想像させられました。

また、竜馬の自由奔走な生きざまや、家族への愛情溢れる直筆の手紙など、時の立つのを忘れ見学しました。昨年、東大阪の司馬遼太郎記念館見学と併せ、竜馬など多くの志士達が活躍した激動の幕末と言う時代にしばし想いをはせました。

竜馬展  CIMG3655



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