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関東滑川高校同窓会

落ち鮎の 佳き香り立つ 囲炉裏焼  高島学人

9月14日{土}12時より東京ガーデンパレスで標題の総会・交流懇親会が約50名の参加のもと開催されました。富山からの参加は私と金田幸徳校長と二人です。

さて、この会は東京周辺の滑川高校卒業生が、母校や故郷の縁ある者が集まる機会があれば、との思いから、昭和55年6月東京の富山会館で180名が参加し,隔年開催として「関東滑川高校同窓会」が設立されました。以後、平成12年頃一時休止。再開後もコロナ感染症での中止など紆余曲折を得て、久しぶりの開催となりました。

議案審議は滞りなく終えましたが、小幡会長は体調不良のため退任され、新会長に13回卒業の松村俊夫氏が就任されました。松村会長挨拶の後、来賓の金田校長から学校の近況報告、福田富昭氏{13回卒}より村上英士朗選手を含めたパリ五輪の報告がありました。

私には、記念講演として「滑川高校110年の歴史と伝統」と題し話しました。当初10分程度と言われましたが、110年の歴史や伝統は10分では話せないと申し上げたところそれでは20分となりましたが、多少消化不良でした。
しかし、同窓生の方々を前にして、このような機会を与えて頂いたことに感謝しています。

乾杯は平山隆一顧問{11回卒}の音頭で始まり賑やかに懇親会に入りました。
余興として、都内神田で歌声喫茶を経営している方がアコーデオンの伴奏で、私の年代なら誰もが知っている歌を十数曲歌われました。私の青春時代には、歌声喫茶は富山市内にありましたが、今はなく大変懐かしく思わず私も口ずさみました。

それにしても、数年ぶりの再会であり,各テーブルでは、それぞれの健康を気使いながら談笑の輪ができていました。私も何回か出席しましたが、小幡前会長には、100周年の折お世話になりました。今日までの労に心から感謝申し上げ、松村新会長のご活躍をお祈りしたいと思います。

最後に全員で校歌を合唱し閉会となりましたが、校歌を歌うとどうしても多感なる高校生活の懐かしい思い出が去来するし、時代時代の明暗と哀歓が彷彿として思い浮かんできます。
そしてその一コマ一コマは深い友情で結ばれた出会いと別れという青春の讃歌が鮮やかに蘇り、胸の熱くなるのを覚えます。誰にも生まれ育った故郷があり多感な青春時代を過ごした学び舎、母校があります。

その母校の発展は、関東滑川高校同窓会とも共通の願いであり喜びでもあります。滑川を離れ、遠く関東から母校に心を寄せている方々がおられることは、本当に有難く心強い限りであります。
関東滑川高校同窓会の発展を念じ、別れを惜しみつつ再会を楽しみにして会場を後にしました。

写真は、講演中の私。滑川市名誉市民、日本レスリング協会元・会長の福田富昭氏

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