なかや一博 ブログ

月別アーカイブ: 2021年7月

新湊内川周辺ツアー

たたまれて いても涼しき 日傘かな  福井三治

天いつぱい青空が広がる中、30度を超す真夏日、射水市新湊の内川周辺と遊覧船のツアーに友人4人と参加した。
このツアーは新型コロナで県外旅行が出来ない県民をターゲットに企画されたもので、「県民割引キャンペーン・地元で遊ぼう県内周遊日帰りツアー」と銘打ち、今回の企画は、自己負担金7千円、県・助成金5千円、富山おみやげクーポン券2千円付である。
この制度を活用し、地元の女性3人がユニットを組み、ツアーズ・ジャパン射水オフィスが企画した。

1人はそろばん塾「木谷総合学園」副学園長・木谷泰子さんと貸衣装店「おきがえ処・内川KIPPO」のオーナー川口貴巳さんと旅行業「紅コーポレーション」代表・紅粉広恵さんである。紅粉さんとは旧知の中で、友人と共に参加した。この紅粉さんがユニット「美心{びじん}三姉妹」として参加者をもてなすものである。今回は我々5人だけのツアーであった。

我々は車で新湊へ向かい、11時30分民宿施設、内川の家「奈呉」で昼食である。
この建物は、かって廻船問屋として栄え、築100年以上の古民家で、以前新湊市長を務めた渡辺氏の邸宅を改装したものである。宿泊ルームとコミュニティレンタルスペースがあり、昼食はレンタルスペースで、フランス料理であった。シェフはホテル新湊第一インから派遣され、食材は氷見牛など、地元産をふんだんに使い、古民家、日本庭園、フランス料理、違和感もなく大変美味しかった。

昼食後、電気自動三輪車「べいぐるん」で市内の観光スポットを車から眺め、最初に訪れたのは、木谷さんが経営する「我楽堂」内川店である。
木谷さんの説明で店内を案内して頂いた。建物に入って直ぐに眼に飛び込んだのは、清水寺・森清範貫主揮毫の縦書きの「そろばん資料館」の額である。館内には清水寺で貫主との記念写真や礼状を額入りに表装したものなど展示してあり、貫主との縁についての説明を聞き、不思議な思いにとらわれた。
しかも、私は、木谷さんとは初対面であったが、木谷さんは私を知っているとのことで驚いた。

それにしても、木谷さんの一代記を聞きながら、書や絵画に親しみ、自らアコーディオンを演奏して我々と合唱するなど、多彩な趣味の持ち主であることと旺盛なる好奇心には感心した。これが若さを保つ秘訣かと思う。

1階は主にコレクションでしたが、2階は資料館であった。江戸時代の測量家、石黒信由と伊能忠敬やそろばんの歴史。また乃木希典や東郷平八郎の扁額など興味深い品々が多数展示してあった。
特に、木谷さんの口から度々両親と祖父母への感謝と恩の言葉が発せられたのが印象的だった。帰り際にご本人の著書・「喪{うしな}われていく「母」の物語」を頂いた。

次いで、貸衣装店「おきがえ処・内川KIPPO」で抹茶を頂きながら小休憩。休憩中に若い女性が二人来て、涼しそうな浴衣に着替えて颯爽と街へ出かけて行った。1日のレンタル料金は着付け代含め2千円とのこと。

次いで、川の駅新湊から観光船に乗船。富山湾とつながる内川の両岸には漁船が係留され、ほとりには風情ある民家が軒を連ねていた。
内川は川の流れが判らないくらい穏やかで それ故、ほとんど船の揺れを感じなかった。しかし、富山湾に出たとたん波は高く、アップ・ダウンが激しかった。それも海王丸パークのある新港内に入ると、波は穏やかであった。

約50分程のクルージングであった。午後の僅かな時間で新湊全部どころか、内川全体も見ることは出来ない。もう一度機会を作り行きたいと思う。それにしても、元気な「美心三姉妹」の町おこしに寄せる情熱にはエールを送りたい。この様な方々がもう少し増えたなら、街は、もっともっと活性化していくと思う。やはり町つくりは一人では出来ない。住民一人一人がこの街を良くしよう、との思いが一つになって始めて良くなるだろう。

改めて町つくりについて、考える機会になった。木谷さんには休館中にもかかわらず開館して頂いたり、勇気、元気を与えて頂いたり感謝申し上げたい。

詳細は、ツアーズジャパン射水オフィス。電話0766-75-4268。
写真は、「奈呉」パンフレットより、「べいぐるん」と「遊覧船から新湊大橋と左、紅粉さん」

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全弓連理事会

公益財団法人・全日本弓道連盟{会長・増田規一郎}の令和3年度第2回理事会が、7月9日{金}ジャパン・サポート・オリンピック・スクエアー会議室で開催されました。
これは、今年度は理事改選{任期・理事2年・監事4年}の年であり、理事候補選出委員会で選出された15名の候補を評議員会に図り、正式に決定された新理事による始めての理事会であり,参集会議となり上京しました。

当日は、新理事15名中14名監事、私を含め3名全員出席。従来は新型コロナの関係でオンラインでの会議でしたが、やはり参集会議は臨場感があります。また、会場は新国立競技場の近くにあり、間もなく始まるオリンピックの為、交通規制や警備体制の強化に加え、人流の抑制などを考えると次回はパラリンピック終了後になり、今回が参集会議となったと思われます。

議題は、新役員選出で、理事の中での互選の結果、代表理事、会長に増田氏が引き続き選任され、合わせて業務執行理事も選出されました。増田会長は就任挨拶の中で弓道の普及振興はもとより公益財団法人である全日本弓道連盟の果たすべき役割にも触れる決意表明でした。

尚、久しぶりの上京で二人の知人を訪ねました。
①富山一成氏。現在、日本政策金融公庫、代表取締役専務、国民生活事業本部長。
氏は、財務省より富山県に出向され、知事政策室政策統括官などを歴任後本省に戻り、理財局次長、横浜税関長の後、6月現職に就任されました。この公庫は幾つかの省庁が持っていた公庫を一つにしたものです。
氏とは財務省理財局次長時代に財務省でお会いして以来の再会でしたが、コロナ禍の中、公庫の貸し出しが増えるなど主に金融関係の話しでしたが、氏は財務省出身ゆえその点は心得たものでした。

②藤木俊光氏。現在、経済産業省製造産業局長。
氏は経済産業省より富山県に出向され、商工労働部長などを歴任後本省に戻り、最近では大臣官房商務・サービス審議官から現職に就任。話題は、やはりコロナ禍の中での経済でした。

いづれにしても、話は尽きませんでしたが、お二人とは県に出向中、よく我が家で歓談したものです。
しかし、本省に戻られても要職を務め、元気で活躍中の姿を見て大変頼もしく、かつ嬉しく思います。
お二人の更なる活躍を期待し、再会を約しそれぞれを後にしました。

写真は、全弓連理事会。富山一成氏{日本政策金融公庫専務取締役室にて}、藤木俊光氏{経済産業省製造・産業局長室にて}

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滑川高校同窓会総会中止

見られゐて 種出しにくき 西瓜かな  稲畑汀子

7月7日{水}滑川高校同窓会{会長・中屋一博}役員会を学校敷地内の歴史資料館で開催し、8月10日開催予定の総会を協議の結果、新型コロナの現状から中止と決定しました。
しかし、年に1度、年代は違っても、滑川高校卒業という絆で結ばれた同窓生の皆さんとの再開の機会がなくなり誠に残念ですが、なにとぞご理解を賜りますようお願いいたします。
尚、当日は、この他の議題として、令和2年度会務会計報告、監査報告、次いで令和3年度予算案、事業計画案等が審議され、いずれも承認されました。
また、本年は役員改選の年ですが、総会が開けないことから、全役員が引き続き来年の総会まで任に当たることになりました。

さて、昨年の生徒諸君は新型コロナの為本当に可哀想な年でした。ほとんどの学校行事や文化活動、スポーツ活動は中止となりました。文化部は練習は出来ても、それを発表する機会がなかったり、スポーツクラブは県大会や国体などが中止になった為、目標を失うなど、思い出の少ない年だったと思います。

今年度着任された、亀谷校長は挨拶の中で、4月の入学式以降今日まで各種行事は一応順調に進んでいるとのことでした。
また、今後の予定にある学校行事の中でも大きなイベントである秋の「運動会」や3年に1度の「滑高祭」各科の「研修旅行」等々も実施出来そうとのことでした。
多感な青春時代、しかも、わずか3年間の中で、1つでも多くの感動と思い出を作る。これが高校時代だと思う。未だ収束の見通しが立たない中、東京オリ・パラリンピックの開会式が近づいてきた。ワクチン接種が進んできたとは言え、一日も早い収束から終息へと願うばかりです。

尚、7月7日開催の資料を希望される方は下記までご連絡下さい。
〒936-8507 富山県滑川市加島町45番地
県立滑川高校同窓会事務局 ☎076―475ー0164