なかや一博 ブログ

日別アーカイブ: 2022年3月2日

滑川高校卒業式

網しぼり きらめき尽くす ほたるいか  高島学人

富山湾に春を告げるほたるいか漁が3月1日解禁になった。初日は50㎏。
昨年の127㎏には及ばないものの今後に期待したい。

さて、前日の同窓会入会に引き続き3月2日、県立滑川高校卒業式が行われた。当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、式場は保護者は生徒一人に対し一名。在校生は代表者のみ。しかも、国歌、校歌はテープで対応と少し寂しかった。

亀谷校長より197名の卒業者に卒業証書授与が行われたが、驚いたことに197名の内訳は、普通科2クラスで男子30名、女子47名、計77名。
薬業科1クラスで男子17名、女子23名、計39名。商業科1クラスで男子5名、女子34名、計39名。海洋科11ラスで男子19名、女子22名、計41名である。
総数197名の内訳は男子71名、女子126名と圧倒的に女子が多い。取り分け、商業科の男子5名に対し女子34名である。これには驚いた。ゆえに、各科を代表して校長先生より卒業証書を貰ったのは全員女子であった。

また、卒業学年担任の先生14名の内9名が女性教員である。これで野球部やウエイトリフティング或は、レスリング部など男子を主とする部活動の監督や部長等なり手がいるのだろうか。多少心配にもなる。また、126名の女子で名前に子が付いている人は僅か2名である。世の流れを感ぜずにはおれない。

卒業証書授与の後、亀谷校長より卒業生に対し
①夢や目標を持つことの大切さ。
②学び続けることの大切さ。
③自分を律することの大切さ。
が話されました。

次いで、「蛍の光」がテープで流れ在校生代表が卒業生に送辞。次いで、「仰げば尊し」がやはりテープで流れ、卒業生代表が亀谷校長に向かい答辞を述べた。3年間の想い出を語り、時として、涙にむせびながら切々と述べられた。中でも1-2年間は新型コロナウイルス禍で学校行事や部活動の殆どが中止や延期になった時の淋しさ。それを励まし、支えてくれた教職員や家族への感謝。
また、昨年はコロナ禍ではあったが、大運動会や学園祭など学校行事や部活動など、ほぼ消化できたのも在校生の協力お陰と感謝の言葉でありました。
そして、滑川高校3年間の思い出を胸に明日から力一杯生きてゆく決意を述べられた。最後に、卒業生が選んだ、GReeeeNの「遥か」の曲に送られて退場し厳粛な中にも滞りなく終えました。

私は、「蛍の光」と「仰げば尊し」は卒業式には必要な曲だと思う。
最近この曲を歌わない学校が増えつつあることは残念なことです。この曲があるからこそ卒業式の厳粛な雰囲気が作られるのだと思う。
また、送辞にしても、答辞にしても純粋だから感動を呼ぶのだろう。高校は教育の場であり、学び習う学習の場ではない。教え育てる教育の場である。その意味からすれば、校長先生の話も巣立ちいく生徒に贈る言葉とすれば私は良かったと思う。

いづれにしても、過ぎし日の青春時代を思い出しながら、卒業生に幸多きことを願い、校舎を後にしました。