なかや一博 ブログ

日別アーカイブ: 2024年1月7日

令和6年 武道稽古始め

初暦 めくる月日は 流れそむ

今年のお正月は、記憶にも、記録にも、歴史にも残る3か日であった。
元旦には令和6年能登半島大震災、2日羽田空港滑走路上での日航機と海保飛行機との衝突炎上事故、3日北九州市小倉での飲食店35棟焼失。今年の干支「甲」{きのえ」の「辰」{たつ}の予想とは真逆の大事件が勃発した。
それ故、1月5日市賀詞交歓会や6日消防出初式が中止となり、武道稽古始め{主催・市武道連絡協議会}の関係者は、開催か否か、悩まれたことと思います。その結果、7日の二十歳の式典{旧・成人式}が予定通り開催されることから、稽古始めも開催が決定されたものと思います。

さて、当日は、8時市総合体育館内の武道館で弓道、剣道、柔道、空手の4武道の総合開会式が行われ,水野市長など来賓の挨拶の後、各道持ち回りの演武が今年は剣道が担当し、形の披露がありました。その後、それぞれの会場で稽古始めが行われました。
市弓道会{会長・山岸光隆}の稽古始めは8時45分より、市営弓道場「澄心館」で行われ、最初に矢渡しがありました。
射手・川内尚美錬士6段、介添え板東由美子4段、島瀬夢乃3段とすべて女性で行われました。射手が女性の場合.時々この様なスタイルはありますが、見ごたえがありました。次いで、一般、高校生の参加者約50名全員が一人一手{2本}を緊張感を持って弓を射ました。

次いで、緊張感から解放された雰囲気で、正月のようなお目出度い時に行われる,白扇、射割り{12㎝四方の板}風船割りなどが和やかな中に進行されました。しかし、能登半島地震の被災者に対する思いの会話が多く交わされた稽古始めでもありました。

また、前会長の髙橋芳邦氏が、弓道に関する言葉を白扇に揮毫し、{真、善、美、不動心など}射抜いた人に意味を説明し、激励をして手渡され、もらった人は大喜びでした。私は、閉会の言葉で能登半島地震に多少触れ「1年の計は元旦に在り」を説き、「鍛錬」とは「千日の稽古を以て鍛とし、万日の稽古を以て錬とする」
つまり一芸を極めることは「努力」「精進」「年月」の必要な事を話、目標を持って努力するすることの大切さを話し激励しました。
お昼頃には滞りなく終了し、今年1年の活躍を期待し散会しました。

参考まで、白扇を射抜いたのは6人、射割りは3人、風船割りは20人、意外と少なかったです。
写真は、3人の女性による「矢渡し」。白扇、射割り、風船割り。

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